www.support-asano.net

■支援会の趣旨
「浅野教授の文春裁判を支援する会」設立の趣旨
浅野教授の文春裁判を支援する会
 2005年11月、『週刊文春』(同24日号)が、「浅野健一教授『学内セクハラ』を被害者が告発」と題した重大な人権侵害記事を掲載しました。
 これに対し、浅野健一・同志社大学社会学部教授は2006年1月27日、「事実無根の報道により名誉を毀損された」として京都地裁に損害賠償訴訟を起こしました。
浅野教授の提訴は、概略以下のような内容です。

 被告は株式会社文藝春秋、鈴木洋嗣編集長、編集部の石垣篤志・名村さえ記者の計4者。
 請求内容は、@1億1000万円の損害賠償(内、弁護士費用が1000万円)A文春誌上での謝罪広告B新聞広告欄での謝罪文掲載。訴状は「セクハラ行為など存在しない」ことを具体的な根拠に基づいて指摘し、記事には少なくとも17項目の虚偽・曲解・誹謗等名誉毀損記述があるとして、全面的に批判を展開しています。

 文春発売当日、朝日新聞・読売新聞(東京本社版)に、記事と同じ見出しを載せた文春の広告が出ました。訴訟では、これも新たな報道被害として取り上げています。

 提訴にあたり、浅野教授の代理人である若松芳也、堀和幸、小原健司の各弁護士(京都弁護士会所属)が記者会見し、「セクハラの事実はない。記事は、同志社大学当局や同大学のセクシュアル・ハラスメント防止に関する委員会が、原告によるセクハラ行為を認定したかのように記載したが、そのような事実も一切ない」と訴えました。

 この提訴を受け、私たち浅野教授の30数年にわたる「人権侵害メディアとの闘い」ぶりを知る者は、文春報道を「加害メディアからのバックラッシュ」と考え、何としてもこの訴訟に勝たなければならないと、「支援する会」を結成しました。

 私たち「支援する会」は、文春記事について、こう考えています。

 記事は「匿名の告発者」の一方的主張とほとんど伝聞・再伝聞情報で構成され、告発対象者のみ実名、というアンフェアな手法で作られています。記事で文春の取材を受けているようにうかがえるのはA子さん(現在、同志社大学嘱託講師、アルファベットは記事の表現。以下同)、B教授=渡辺武達・同志社大学教授、Dさん(男性・近畿圏の大学で嘱託講師、元浅野ゼミ)、立命館大学・津田正夫教授の4人(Aさん・Dさんについては、HPでは実名を明らかにしません。理由は、本HPで説明しています)で、他は伝聞・再伝聞情報ばかり。自分は姿を隠し、背後から襲いかかる「闇討ち」=「言論テロ」というべき手法です。

 記事は、同志社大学が「セクハラを認定した」と書きました。しかし、セクハラ委は何も認定しておらず、「報告書」なるものは、A子さんらへの私的な手紙にすぎません。文春記事は大学当局が浅野教授のセクハラを「認定」したとしているが全くの虚偽です。記事自身が触れているとおり、同志社大学の学長においても、浅野教授の言い分・反論をきちんと事情聴取していないままセクハラ委員会が最終報告を行うのはおかしいと指摘し、継続調査を命じているくらいでした。大学は、一時的にも「認定」したことはありません。2004年1月のA子さん・Dさんら二人の申し立てから2年9ヶ月経っているのにもかかわらず、今も委員会からの最終報告は出ていません。

 記事中で最も生々しい「C子さん」に関する記述の情報源も、「事前に教員宛てに出していた文書には、当時の恐怖を知人に打ち明けたときのやりとりが添付されている」とあるだけです。情報源は「ある教員」「同志社関係者」と他の箇所よりさらに曖昧です。

 この「教員」「関係者」はB教授=渡辺武達教授のようですが、C子さんが「訴えを取り下げた」というのもウソで、セクハラ委がA子さん、Dさん以外からの申立を受けた事実はありません。

 文春側は、「浅野教授が取材に応じなかった」と非難していますが、筋違いの攻撃です。これについて訴状は、@取材依頼内容に事実に反する事柄が多く含まれていたA記事の掲載日が既に決まっているとの通告があり、「ロス疑惑」報道等過去の『週刊文春』における決めつけ報道の例からしても、記事の「公正さ」を保つのに利用されるだけと考えられたBセクハラ委員会で調査中であって、取材に応じることは学内規定に反する――と反論しています。

 文春記事の背後には、ある陰湿な動きがあると思われます。同志社大学の教職員であるB教授=渡辺武達教授、A子さん、Dさん(理由は不明だが、Dさんは2006年3月をもって、同志社大学教職員を辞めた・他の2私大では講師を続行)は2003年秋から、報道機関に文春記事とほぼ同じ内容の文書を送り、「浅野氏が複数の院生にセクハラをしたと学内の委員会に訴えられている」と情報提供してきました。

 A子さんは、記事の中で「浅野教授にセクハラ・アカハラ発言を受けた」となっていますが、彼女の指導教授は渡辺教授であり、浅野教授との間に直接の権力関係が存在しません。そもそも権力関係のない教授との間でセクハラ・アカハラはあり得ません。また、A子さんによる、浅野教授からのセクハラ・アカハラ発言については、浅野教授は全面的に争っていますし、そのうち主要な部分については他にも目撃者がおり、そのようなセクハラ・アカハラ発言が行われていなかったと言っています。A子さんの主張を否定する複数の陳述書が、関係者から委員会に出ている事実もあります。
 また、セクハラ委に関する情報を公表するのは守秘義務違反です。にもかかわらず、3人が文春に事実無根の情報を流し、記事を書かせたのは、セクハラ委で潔白の結論が出ると、記事にならなくなってしまうと考えたからだと思われます。

 文春がB教授らの「情報提供」に飛びついたのは、安部晋三首相や小泉純一郎前首相の靖国神社参拝や米ブッシュ政権盲従のイラク自衛隊派遣等を厳しく批判している浅野教授の言論封じを狙ったものであると強く疑われます。現に極右グループが、文春記事を根拠に、自治体や大学などに浅野教授の講演会を中止するよう圧力をかけています。

 浅野教授は「共同通信記者時代から32年間、報道被害を調査研究してきたが、自分自身が文春に攻撃され、活字になるとどんなに大変かが分かった。人権と報道の問題を深化する機会を与えられたと考えて闘っていく。敵はやりがいのある相手だ」と話しています。

 この訴訟は、浅野教授の名誉を回復するだけでなく、文春をはじめとした人権侵害メディアに、そうした報道加害を繰り返させないための闘いでもあります。既に文春の記事は、インターネット上にも無断転載を繰り返され、深刻な二次被害を及ぼしております。
本HPを通じて、一人でも多くの方に、浅野さんの文春訴訟に関心をもっていただき、支援の輪を広げていただきたいと思います。

 「浅野教授の文春裁判を支援する会(略:浅野支援会)」は当面、裁判の傍聴、その記録・報告のほか、適宜「支援集会」開催などの活動を進める予定で、事務局は、東京と京都に置いています。

 会員になっていただいた方には、裁判経過の報告(メール又は郵送)、集会案内などをさせていただくつもりです。会費は年間2000円(主に通信費)となります。「浅野支援会」入会ご希望の方は、入会フォームよりお申し込みください。確認後、こちらから書類を送付させていただきます。
お忙しいこととは思いますが、ぜひ「浅野支援会」に参加していただくよう、お願い申し上げます。

● 呼びかけ人
 河野義行 霍見芳浩 三浦和義 山際永三 山田悦子 山口正紀 野田正彰

● 賛同人
 荒井香織 石見博昭 磯部忠 内山守 内海愛子 大湾宗則 小野修一 賀川真
 きくちゆみ 杉山寅次郎 田中協子 中嶋啓明 福冨弘美 山中登志子 
  INDEX
  ■裁判速報
  ■支援会ニュース
  ■支援会の趣旨
  □HPについて
  ■関連資料・報道
  ■入会案内
  ■ご意見/連絡先
HOME
Copyright © 2006 www.support-asano.net All Rights Reserved